年始に感じる母との幸せな時間

日常
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年末に帰省してから、母のデイサービスがない晴れた日は、日光浴と散歩を兼ねて、近くのスーパーまで買い物に出かけている。


距離はほんのわずか。それでも、家の外に出るということが、母にとっては特別な時間のようだ。


この元旦も、母を車椅子に乗せ、膝掛けでしっかり防寒をして出かけた。


いつもと同じスーパー。けれど、誰かに買い物を頼んで家にいながら受け取るよりも、店内を回り、自分の目で商品を確かめて選ぶことが、やはり楽しいらしい。


車椅子を押しながら、天気の話をしたり、昔の思い出を聞いたり。
何気ない会話のひとつひとつが、私にとってはこの上なく幸せな時間だった。


冬の陽射しは思いのほか暖かく、風は冷たい。
普段なら寒さを理由に外出をためらってしまう季節だけれど、母が嬉しそうな表情を見せてくれるから、自然と足取りも軽くなる。

車椅子越しに見る母の背中は、ずいぶん小さくなった。
その姿に、胸がきゅっと締めつけられる。


あと何回、こうして一緒に出かけることができるのだろう。
だからこそ、この何気ない時間を、ひとつひとつ大切に心に刻んでいきたい。

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