最近、図書館をよく利用している。
ふらっと立ち寄るだけで、静かな時間とたくさんの本に出会える場所。
私は電子書籍よりも、やっぱり紙の本が好きだ。
ページをめくる感触や、紙の匂い、読み終えたときの厚みの変化。
そういう小さなことが、読書の楽しさを深めてくれる気がする。
シンプルに暮らしたい私にとって、図書館はとてもありがたい存在。
無料で本を借りられるだけでなく、家に本棚を増やさなくていい。
「持たない」選択ができるのも、図書館ならではの魅力だと思う。
読みたい本は、予約して取り寄せてもらう。
ただ、人気の本はなかなか順番が回ってこない。
今いちばん待っている本は、なんと昨年の4月に予約したもの。
気づけば、1年半待ちになっている。
それでも、やっぱり読みたいから待つ。
手元に届くその日を想像しながら、気長に順番を待つ時間も、
読書の楽しみのひとつなのかもしれない。

